初期フランドル画家一覧

カンピン(1375-1444)フランドル/初期フランドル絵画の草創期を飾る存在 ファン・エイク(1395-1441)フランドル/並外れた描写力と薄い溶き油の重ね塗りで透明感のある発色を実現、神の手をもつ男と称えられた ウェイデン(1399-1464)フランドル/激しい宗教的な感情表現、カンピン、ファン・エイクと共に初期フランドル派の三大巨匠 ボス(1450-1516)フランドル/分厚い絵具による怪異な作風が特徴、幻想的光景の創始者

ヤン・ファン・エイク作品

アルノルフィーニ夫妻像(1434年39歳)ヤン・ファン・エイク/鏡を使った独創的な構図

寸法:82.2cm × 60cm
所蔵:ナショナル・ギャラリー、ロンドン
素材:オークのパネルに油彩

鏡を使った独創的な構図

精緻な油絵の嚆矢として、極めて重要視されている作品。作品にこめられた寓意性、独特の幾何学的直交遠近法、背面の壁にかけられた鏡に映し出される反転した情景は、独創的で複雑な構成を持っている。

凸面鏡に映る室内

凸面鏡にはアルノルフィーニ夫妻像と対峙して、ドアのすぐ近くにいる二人の男性が映し出されている。手前の赤い服の男性はファン・エイク自身だと考えられている。

油彩技術の改良で衣装の手触りさえも再現

結婚の立会いの証拠

ラテン語で「ヤン・ファン・エイク」ここにあり、と記されている。

重ねられた夫妻の手

重ねられた夫妻の手が何を意味しているのかも、研究者の間で議論となっており、この手こそが作品の主題であると指摘している研究者も多い。パノフスキーはこのポーズが婚姻の宣誓であると解釈し、この夫妻が「婚姻の宣誓をすることによって、婚姻契約を行っている」ところを描いているとしている。

ピックアップ作品

聖ウェロニカ/聖三位一体(1430年55歳)カンピン/フレマールの画家との呼称を生むきっかけとなった作品 アルノルフィーニ夫妻像(1434年39歳)ヤン・ファン・エイク/鏡を使った独創的な構図 最後の審判の祭壇画(1445-50年51歳)ウェイデン/画家の作品中最も大きく、荘厳で拡張高い作品 乾草車(1490-1500年50歳)ボス/無価値である富と快楽を追い求めることの愚劣さを表現
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